「美味しい」は個人の味覚

02-27,2017

同じコーヒーを、三人のお客様にお出ししたところ、

「美味しい!この味は、好きです」
という方と、
「私は、これはニガイような気がします。もう少し浅い焙煎で”酸っぱい”を感じる方が好みです。」
という方と、
「私は、もともとニガミが好きなので、これよりも”酸味”の消えたニガミのあるコーヒーが好きです。」
という方がいます。

――――きっと、どれも正解だと思います。
*これは、あくまでも私の意見ですw

例えば、(極端ですが)
肉は生に近い焼き具合が好きだという人や、カリッカリに焼いた方が美味しいという人、
麺は柔らかいほうがいいという人や、芯が残っている具合が塩梅イイという人。
居ます。

その人その人が”美味しい”と感じるポイントは、その人その人によって違います。

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ですが、

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お料理をしたことがある方なら、一度は経験したことございませんか?

頑張って料理したのに、
口にする前に、しょうゆやソース、マヨネーズといった調味料を足されて
「そりゃ、ないやろ~!?」
って、ガッカリした場面。

”味を足す”に対して、
その出された料理を、食べてから自分の好みにするのは結構です。
納得します。

でも、
そのまま食べても、充分に美味しいかもしれないのに・・・
食べる前から”味を足す”は、個人的に気に入らないのです。

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これは、コーヒーも同じです。


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お客様のお好みの焙煎度合で焙煎することは可能ですが、

私は、その豆の持つクオリティとキャラクターが出るベストポイントで煎り上げます。
そして、そのベストポイントで煎り上げたコーヒー豆を販売させていただいております。



そのベストポイントで煎り上げた味を知らないで、
「もっと深く焙煎してほしい」「もっと浅く焙煎してほしい」
は、違うと思います。

これは、以前勤めていたコーヒー豆屋で常に感じていた思いでした。

「注文を受けたその場で焙煎する」
「好みの焙煎度合で焙煎する」
この焙煎販売を業界では、オンデマンドロースト、オンデマンド焙煎と呼ばれております。

私は、これを売りにしている店に勤めておりました。

私は、今でもこの方法は、
とても面白い販売方法だと思っています。

でも、それを表立って看板にする必要は無いと
あえてオンデマンドをうたう事はやめました。

なぜなら、
そのままでも充分に美味しいかもしれないのに・・・
口にする前から”味を足す”は、個人的に気に入らないからです。


口にする前から味を足された時の、心の折れ具合ったら半端ないものですw
特に私は、料理が嫌いなので。

あとは、ツナガリです。
私は、コーヒー豆を焙煎して売っている日本人です。
(未だ店はありませんがw)

その日本人が、こうしてインターネットを使って何かしら発信しています。
インターネットは世界に繋がっています。

私が売っているコーヒー豆は、どこかの国のどこかの農園の人が生産してくれています。
その農園さんの誰かが、私のコーヒー販売を見たとき、
「うちのコーヒー豆を、そんなふうに売っているんだ」
と、喜んでくれるか、悲しんでしまうのか・・・・?
と考えると、
私は喜んでくれるほうが嬉しいので、

オンデマンド焙煎は、面白い焙煎販売方法ですが、
それを主体に販売はいたしません。

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当店では、オンデマンド焙煎を”特別焙煎豆”という名前で販売いたします。
ご注文を受けて、お客様のお好みの焙煎度合でお渡しします。

何が違うか?と言いますと、

特別焙煎豆は、
その豆を、当店でベストポイントで煎り上げた豆を、
以前にご購入いただいた方、または、飲んだことがある方のみに、
限定させていただきます。


特別焙煎豆は、
最低ロット200gのご注文で、それ以上は100g単位で販売させていただきます。
↑焙煎機が、1回の焙煎で200g以上の豆の量でないと仕上がりが良くないためです。

また、豆の準備(下ごしらえ)と焙煎機の始動準備が必要なため、
特別焙煎豆のご注文は、お受取りの前日までのご予約となります。

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「美味しい」は個人の感覚なので、
その人が感じる「美味しい」は、その人には正解だと思います。

私が売る商品のように、
一つのものをたくさんの人に口にしていただくということは、
美味しいの個人差というものが出てきます。
それを計る基準とは・・・・?
お客様が迷わないお買い物方法とは・・・・?
と、考えますと、

私が、まず基本の味をお伝えすることが大切なのだと辿り着きました。

「この服、どっちの色が私に似合う?」という、迷っている時間が楽しいお買い物だといいのですが、
コーヒー豆は、そんなわけにはいきません。
選ぶことに困る迷いです。

コーヒー豆を見て味が分かるわけでもないです。
飲んでみないと分からないものです。

お時間はいただきますが、
その豆の一番のポイントの焙煎で上げたコーヒーを飲んでいただいてから、
指定の焙煎度合で焙煎させていただきます。

すみません。
コーヒー屋として、
そのまま(ベストポイントの焙煎度合)でも充分に口に合うかもしれないのに・・・
口にする前から「ニガミ多め」「酸っぱみ多め」は、個人的に気に入らないんです。


当店をご理解いただけると嬉しいです。




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「コーヒーをお伝えする」という仕事をちゃんとしたいので、
コーヒー屋の独立開業を決めました。
 私が考える「ちゃんとした」とは、
 納得して仕入れたコーヒー豆と、基本の焙煎と抽出ができること。
 そして、コーヒーを正しくお伝えできること。
と、考えております。
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COMMENT

おじゃまします。

こちらに度々お邪魔するようになり 気が付いたことが・・

「一生懸命な人がここにいる。」っていうこと。

最近は 20代30代の方じゃなく 40代以降の方々の中に 自分の仕事にプライドや責任のない仕事をしている人が多くみられて そんな人と残念ながら関わってしまい「イヤな思い」をしてしまうことが多く・・「こんな大人(上司や同僚)を観たら その後に続く人も適当な仕事でもいいんだぁ~って右習えって具合になるよなー」って残念に思うことが多くってね。

真っ当に生きることは たやすいことではないけれど自分に恥ずかしくない生き方って きっと誰から見ても清々しいものだと思いますよ。

そして・・味付けの遊び心があれば最高ですよね。
2017/02/27(月) 14:07:00 |URL|あんこ #- [EDIT]
こんにちは!
いつも有り難うございます♪

自分の仕事に対して、真面目に向き合うようになったのは
私は、恥ずかしながら本当に最近の話です。

「いやな思い」は、どこでもそうですねw

自分の仕事に責任を持つことも、
職場によっては難しいことかもしれませんね。

私は、社長の経営方針に納得出来なくて、
入社当初、3年勤めると言っていたのですが、
2年で挫折しちゃいました(汗

「あの時、ああしたら良かった」の後悔は、
心に何時までも残るもので、自分がトップで働くのなら、
ちゃんとしたいと思うようになりました♪

有り難うございます!
2017/03/04(土) 19:13:40 |URL|coffee Camouflage さおり #- [EDIT]

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